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ゼイラム2

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1994年作品、雨宮慶太監督、森山祐子 螢雪次朗 井田州彦 サブ出演。

骨董品カラマイトを盗んだ盗賊カヌートから、それを奪い返すべくイリア(森山祐子)が、新しい相棒・フジクロ(サブ)を率いて再び地球にやって来た。 盗んだ賊・カヌート(栗原敏)の一団ははイリアに勝てるはずもなく、彼女はあっさりとカラマイトを難無く取り戻した。イリアは、次の作戦の支援者と会うポイントへ赴いた。
一方地球では鉄平(井田州彦)が結婚式を控えていた。 彼が絶対出てほしい出席者は、もちろん神谷(螢雪次朗)と、そしてイリアだった。 でもこっちから連絡がつかないイリアで、さらに地球に来ることは皆目わからない。 彼女が地球に来ていることはまだ知らない二人だった。
さらに、実は神谷も出席できないと言ってきた。 鉄平の結婚式より大事な用とは?それは神谷にとって最も大事な人生の大きな節目の出来事だった。
しかし、偶然イリアを見つけた鉄平は、彼女のアジトであったビルへ行き、フジクロに捕まってしまう。 強引なフジクロの言いなりの鉄平、車を駆ってイリアの赴いたポイントへフジクロを乗せて行く羽目になってしまう。だが、そこには復讐に燃えたカヌートが、味方を連れてイリアを包囲していた。
大勢の敵を相手に戦うイリヤ、しかし全く彼女は怯まない。 そこへ次の作戦の支援者であるロボ ットが現れた。 しかし、そのロボットはイリアの制止も無視して、カヌート一味を惨殺してしまう。
あっという間の殺戮劇に、イリアも顔をしかめるのだったが、もはや、制御不能となったロボットは暴走を始め、疑似戦闘ゾーンを作り、イリアたちを幽閉してしまう。
殺戮の手を彼女たちに伸ばすのだった・・・

雨宮監督の前作 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15295168.html に引き続いての作品、続編という事で、主要キャラの3人はそのままで、新たにサブがフジクロというキャラで登場します。

物語は、ゼイラムを退治する中で芽生えた3人の友情、しかしイリアはまた新たな仕事で地球を離れて行きました。
そんな中、イリアも二人に対する思いも強く、さらに絶大な信頼を置いていました。 今の相棒のサブは信用できず、「あんたなんかよりずっと頼りになる二人」 とまで言っていたんですからね。
しかし彼女はまたある任務を受けて地球に帰って来ていたんですね。 カラマイトを盗んだ盗賊の集団が、地球に逃げ込んだのでした。 さらに、彼は多くの賞金稼ぎたちを終結させ、イリアを数で倒そうとするんですが、そこに現れたのがなんとあの最強生物だったんですね。
生物兵器とも、ロボットとも言えるゼイラムが再び登場、しかしイリアの手助けに来たような感じなのは?
このシリーズ好きだったんですが、この 「2」 で終結してしまいます。 それは雨宮監督が、ゲーム制作に移ってしまったかららしく大変残念でした。
そして数年後、ゲームが一段落して、新しいSF作品を作るんですが。

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大群を連れてきたカヌート、しかしイリアはあわてない

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そこにまたあいつが

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再び戦いに

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しかしまたあの生物が宿っている

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そして決死の戦いが

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MASTER マスター

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2016年作品、チョ・ウィソク監督、イ・ビョンホン カン・ドンウォン キム・ウビン オム・ジウォン出演。

ワン・ネットワークという会社の大きなイベントが開催されていた。 そこに集ってきたのは投資をした顧客ばかり。 盛大な歓声の中、ショーアップした演出で、チン会長(イ・ビョンホン)が現れる。 彼は、想像を超えた利率で、投資者に還元することを約束し、さらに銀行を買収し、投資家にさらにリスクを感じさせないという方針を大々的に発表する。
その綿密な計画性と天性の口のうまさを駆使して、韓国最大規模のネットワークビジネスで、市民から多額の資金を回収しているのだった。
しかしそこに潜入したのは警察の知能犯罪捜査班のキム・ジェミョン(カン・ドンウォン)だった。 彼は、一切の妥協を許さず、大統領の車のスピード違反を敢然と指摘するほどの、不正を許さない意思の持ち主だった。 そんな彼は、一本釣りでこのポストに引き上げられた。
そして今回のターゲットはチン会長率いるこのワンネットワークだった。 しかし巧みに正体を隠されたこの投資会社の尻尾を掴むのは、なかなか大変だということ。 そしてターゲットに選んだのは、チン会長の信頼厚いITの天才パク(キム・ウビン)だった。
この会社はチン会長と、パクとキム:通称キムママ(チン・ミギョン)の3人で立ち上げた会社で、今まで一心同体だった。 大事な話は3人だけで決めていくが、一番若く、隙があり、そして彼はちょっとした野望を持っていたのだった。
イベントを途中で抜けたパクに、キム・ジェミョンは素早く彼を確保、そしてワンネットワークが実はマルチ商法の詐欺会社だという実態を掴んでいると脅しをかける。
事実を突き付けられたパクは、後は証拠を上げるだけと言われ、一緒に刑務所に行きたくなければ協力をしろとパクは脅される。 そして彼は、表向き警察に協力をする振りをして、個人的に極秘で会社の内部を把握していた仲間に、二人で出し抜く計画を実行しようとしていた。
何食わぬ顔で会社に帰り、事故をして拘束されたと言い訳をしたパクに、チンとキムママは、改めて忠誠を誓いあう事を強要する。
チン会長は、政治、経済の多くの重要人物に巨大な賄賂を贈り便宜を図ってもらっていた。 まずは銀行の買収で、有力な人物に当たりをつけ、テレビで肯定的なコメントをさせる。
それを見た一般人は、なけなしの金をワンネットワークに投資をし始める。 巨額なカネが集まり始め、いよいよチンの計画が進む中、キム・ジェミンはこう手的な発言をした男を逮捕、チン会長の思惑通りになる邪魔をし始める。
巨悪と警察の勝負が始まるのだった・・・

監督はチョ・ウィソク、前作は 「監視者たち」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14197287.html も面白かったです。
主演としてはカン・ドンウォンとなるんでしょうね。 ちょっと前の公開の 「隠された時間」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15100028.html は悲しい役でしたし、「超能力者」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15056343.html は日本でもリメイクされました。
そしてイ・ビョンホン、彼が今回は悪のボス役でした。 近作は 「密偵」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15240589.html でしたね。 ハリウッドでも、自国韓国でも、活躍ですね。
そしてもう一人キム・ウビン、「二十歳(ハタチ)」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13695252.html では軽い役、「チング 永遠の絆」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14587538.html では一転、若いヤクザ役でした。

物語は、不正を許さない、正義の男キム・ジェミョンが、チン会長に挑んでいくお話ですね。 政治、経済を裏から掌握しているチン会長は、正直難敵なんですが、彼の思惑は、ジェミョンの登場によって狂って行くんですね。
そして、3人の結束も乱れ始めて行きます。 しかし簡単に逮捕はされないチン会長は海外に逃亡していきます。
そして1年後、再び動き始めるんですが、形の上ではチンとキムママは死んだことになっているんですね。 しかしそんなことをジェミョンは頭から信じていません。 そして殺し屋に死ぬ寸前まで痛めつけられたパクも、まだまだ彼への恨み、そして一発逆転を狙っている節も見受けられるんですが。
これは韓国の警察の腐敗ではなく、逆にこんな男が韓国警察に登場し偉くなって行ったら、韓国の不正は一掃されるんではというほどの凄い男ですね。
そんな意味でこれは願望なんでしょうか。 正義の男:キム・ジェミョン、なんかまた活躍が見たくなるヒーローでしたね。

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チン会長とパク

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知能犯罪捜査班のキム・ジェミョン

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パクをスパイに仕立てる

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しかしチン会長とキムママは死んだことにして逃亡

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そして二人は海外まで追いかけていく

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タオの月

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1997年作品、雨宮慶太監督、永島敏行 阿部寛 吉野紗香 森山祐子出演。

時は、戦国の乱世。 ここ浅見忠興(谷啓)の屋敷では、忠興を前にして、若侍の疾風(阿部寛)が野伏から手に入れたという刀剣のためし切りをしようとしていた。
そこに修験者・酔狂(永島敏行)が訪ねてきた。
ただならぬ事が、この国に迫っていることを察知し、人里におりてきたのだ。 疾風は、忠興の指示で庭石に切りつけた。 何と庭石は、いとも簡単に真っ二つになった。 さらにおどろくことに刃こぼれをおこしたこの刀は、見る間に元の真新しい刀に戻ってしまった。
忠興は、疾風と酔狂に刀のなぞを確かめるように命じるのであった。 疾風は一人で行くと言い張るが、酔狂はそうはさせず出し抜くことはできなかった。 二人は、その野伏たちが根城にしている宝剣山に向かった。 二人は、宝剣山への道でれんげという男勝りの少女と出会うのだった。
そんな時、荒寺で暖をとらながら酔狂は、昔、自分と戦うはずであった敵、角行(榎木孝明)が刀のなぞに深くかかわっていることに、思いを深くする。
一方、宝剣山に近い森の小屋で寝入っていたれんげは、外から差し込むまばゆい光に跳ね起きた。 その光と共に空からあらわれたのは異形の三人(森山祐子=3役)。
見るとひとつの小箱をめぐって二人が争い始めた。 仲裁に入ったもう一人が切られ、一人が小箱を奪い、その後をもう一人が追っていった。
その一部始終をみていたれんげは、残され倒れていた異形のものに近づいた。その異形のものは、口をきかずにれんげの心に邪悪な怪しのもの=マカラガを遥か遠い国より追ってきたと語った。 異形のものは、れんげに仲間の一人に渡してほしいと、手のひらほどの不思議なもの=タオ(音叉)を彼女にゆだなて、絶命した。 彼女は光の粒子となって立ち上っていく。
れんげはそのタオを指で触れるようにはじいた。 と、それは耳をつんざくような音を発し、振動し始めた。 れんげの小屋近くを通り掛かった野伏たちの刀が共鳴し、突然、木に突き刺さった。 おそるおそる野伏たちがその刀に近づいた。 その時、野伏たちは、隠れているれんげに気づいた。
れんげを襲おうとする野伏たちの前に、宝剣山に向かっていた酔狂と疾風が現れた。 酔狂は、術によって野伏たちを追い払い、野伏の宝剣を手に入れた。
この地域一帯を荒らし続けている野伏の頭領。 角行の屋敷では、不思議な白い玉を前にした角行が、この玉を包んでいた隕鉄でつくられたどんな武器にも敗れはしない宝剣をてにし、天下を我が物にしようと野望をたぎらせていたのだった…

雨宮監督が再び映画作りに挑戦した作品ですね。 今回は時代劇にSFを取り入れた意欲作です。
主演は永島敏行、映画出演の近作は 「海難1890」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13711904.html そして阿部寛、あの人気シリーズがいよいよ公開ですが、今のところの近作は 「恋妻家宮本」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14714319.html となりますか。 もちろんあの3人も登場しますが、森山祐子以外は今作ではチョイ役な感じですね。森山祐子は3役をこなしています。
そしてれんげ役で、まだ幼い吉野紗香が出演しています。 記事にした作品は 「集団殺人クラブ 最後の殺戮」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13314683.html になっちゃいます。

物語は戦国の世、浅見忠興はある刀の噂を聞き、それを一振り手に入れることに成功しました。 その刀は不思議な動きをし、これさえあれば最高の軍ができると考え、疾風にそれを調べに行かせるんですが、そこに現れた修験者のような酔狂という坊さん。 しかし彼は元は節で、世捨て人となり日頃は山で暮らしているんですね。 彼も強引に同行を願い出ます。 もちろんある考え、目的があるんですが。
一方、宇宙からこの星にある宇宙船が降り立ちます。 そこから3体のエイリアンが出て来るんですが、いきなり争いはじめるんですね。
不思議な刀と、エイリアンと何の関係があるのか? 結構当時としてはVFXを駆使した作品となっていますし、大物俳優を使った意欲作でした。
しかしやはり 「ゼイラム」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15295168.html のイメージが強く、これはあまり評判はイマイチだった気がしますね。
今これを単独で見るとなかなか面白いんですがね。

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空から現れた異形な者

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そして謎の刀を探しに行く酔狂

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希望のかなた

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2017年作品、アキ・カウリスマキ監督、シェルワン・ハジ サカリ・クオスマネン イルッカ・コイヴラ ヤンネ・ヒューティアイネン出演。

フィンランドの首都ヘルシンキ。 港の船に積まれた石炭の山から、煤まみれのシリア人青年カーリド(シェルワン・ハジ)が現れる。 内戦が激化する故郷アレッポからヨーロッパへ逃れた彼は、差別や暴力に晒されながらいくつもの国境を越え、偶然にもヘルシンキに流れ着いたのだ。
駅のシャワー室で身なりを整え、警察へと出向いたカーリドは、堂々と難民申請を申し入れ、中東やアフリカからの難民や移民で溢れる収容施設に入れられる。
入国管理局での面接で、カーリドは故郷での悲劇を明かす。 誰の仕業かもわからない空爆によって彼の家は破壊され、家族や親類も命を落とした。 さらに家族でただ生き残った妹ミリアム(ニロス・ハジ)とは、ハンガリー国境での混乱で生き別れとなっ てしまった。 カーリドは面接官に、今の唯一の望みは妹を探し出しフィンランドに呼びよせることだと語る。
一方、ヘルシンキで衣類のセールスをして暮らすヴィクストロム(サカリ・クオスマネン)は、冴えない仕事と酒浸りの妻(カイヤ・パカリネン)に嫌気がさしていた。 ヴィクストロムは無言のまま結婚指輪を妻に残し、愛車のクラシックカーに乗りこみ家を出る。 彼はレストランオーナーとして新しい人生を始める夢を抱いていた。
シャツの在庫を処分した金すべてをポーカーにつぎ込んだ彼は、ゲームに大勝し大金を手にする。 こうして彼は “ゴールデン・パイント” という名のレストランのオーナーとなった。
店にはベテラン従業員もいるというふれこみだったが、実際にはやる気のない調理人が作る料理は ミートボールと缶詰めのサーディンのみ、常連客はもっぱらビールを飲むばかりで儲けもわずか。 だがそこはひと昔前から時が止まったかのような店で、風変わりだが気のいい従業員たちに囲まれ、ヴィクストロムは自分の居場所を築いていく。
ある日、当局はカーリドをトルコに送還する決定を下す。 カーリドは妹を探すために不法滞在者としてフィンランドに留まることを決意。
収容施設から逃走するが、街中で “フィンランド解放軍” を名乗るスキンヘッドのネオナチに襲われかける。 そんな彼に救いの手をさしのべたのはヴィクストロムだった。 
店のゴミ捨て場で寝泊まりしていたカーリドと、一度は殴り合いになりながらも、ヴィクストロムはカーリドをレストランに雇い入れる。 さらに食事に寝床、偽の身分証まで用意してやるヴィクストロムの姿に、やがて従業員たちもカーリドを受け入れていくのだった。
そんななか、ミリアムがリトアニアの難民センターで見つかったとの一報が届く。 ヘルシンキにたどり着いたミリアムと念願の再会を果たしたカーリドの未来に光が差し始めたかに見えたその時、スキンヘッドのネオナチが再び彼の前に現れる…

見たかったアキ・カウリスマキ監督作品です。 監督の作品はまだ 「ル・アーヴルの靴みがき」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/7939536.html しか見ていませんが、新作だけでなく旧作も見て行きたい監督です。
主演はシェルワン・ハジ、博士号を持っている製作、監督もする若き映画界のシリア出身の逸材ですが、長編初主演です。
そしてもう一人がサカリ・クオスマネン、アキ監督の常連です。 多くの監督作品にクレジットされています。 今作は、レストラン経営に乗り出す男でした。

物語は、一見インド系に見えるシリア人青年カリードの登場から始まります。 石炭の山からぬっとあらわれるカリードは、ちょっと不気味なんですが、さっぱりした彼はなかなかの男前なんですね。 堂々とした態度、生きる活力がある青年でした。
一方、酒びたりの妻に嫌気がさし、家と仕事を捨て、一獲千金の勝負に出たヴィクストロム、見事賭けに勝ちレストランを手に入れるんですが。
この監督の作品は、今の世界の実情をリアルにちりばめながら、実際の生活感の中にユーモアを交え、見る者を引き込んでいくんですよね。 派手なドラマではないんですが、どんどん続きが見たくなっていく不思議な作りをこの作品でも見せてくれます。
難民収容所での仲間や、逃がすために協力してくれる案内の女性、そしてレストランのちょっと抜けていて実は情に厚い3人、なんか笑いの中にちょっとホロッと来る、今の邦画にはない “人情” のような匂いを感じさせてくるんですね。
正直ラストはちょっとした悲しい場面なんですが、あえてそこは描き切らない、その後は見ている人が助けてあげてくれ、そんな監督のメッセージを感じるラストシーン。
過去作も見たくなる監督健在でした。

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酒びたりの妻を捨て

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レストラン経営を始めるヴィクストロム

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一方ここフィンランドに来たカーリド

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強制退去させられる寸前逃亡、そしてレストランで使ってもらう

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起死回生の寿司バーにするが

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一方やっと妹が見つかり、フィンランドに入国してきた

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私が感じた、今年、輝き始めた若手女優

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毎年、年末に、その年に観た作品で心に残った作品を紹介していますが、今年はちょっと趣向を変えて、来年に期待する若手女優と、その出演作を振り返ってみてみたいと思います。

まずは、新木優子。
「僕らのごはんは明日で待ってる 」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14673604.html での演技が印象的でした。
笑顔の少ない役なんですが、後半に見せる笑いが、ちょっとウルウル来る、良い役でした。

そしてmiwa、彼女はシンガーとしてはもういうまでもありませんが、女優としては今後もっと良くなる感じがします。歌とセットの役が多いんですが、音楽系の作品にはどんどん出て行ってもいいと思います。
出演作は「君と100回目の恋」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14731292.html でした。

石井杏奈は、もう順調な感じもしますが、E-girlsでは後列で目立たないポジション、女優での勝負をしている心意気がいいです。
今年に出演作は、主演では「スプリング、ハズ、カム」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14788317.html 「たたら侍」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14937225.html にも出演しました。

次は中条あやみ、「チア☆ダン~女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14796531.html では重要な役を、そして「覆面系ノイズ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15267241.html で主演を射止めました。
昨年の「せとうつみ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14275401.html のヒロイン役から成長をしています。

私が一番インパクトがあったのはこの子・浜辺美波です。「君の膵臓をたべたい」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15060945.html の演技は凄かったです。さらに話題作の「亜人」の実写版 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15170685.html 似も主人公の妹役に抜擢、いい年になりましたね。
もっと飛躍して欲しい逸材です。

上記に上げなかった中でも期待の女優さんはいますが、今回は私のお気に入りのAKB48グループ関連や、もうある意味独り立ちしたと思う女優さんは外しました。
また海外の女優さんも注目の若手女優さんはいるんですが、なかなかわからない部分が多いので、来年以降もうちょっと観てからできればと思っています。

本年も、いろいろありがとうございました。今年はこの記事で最後になりますが、正月の三日間は映画とは離れた番組の記事を上げていきます。
来年もよろしくお願いいたします。

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新木優子

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miwa

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石井杏奈

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中条あやみ

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そして浜辺美波

ルパン三世(テレビ版) 全員集合トランプ作戦 

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1971年作品、宮崎駿、高畑勲監督、宮田雪脚本、声の出演:山田康雄、小林清、納屋吾朗、二階堂有希子、大塚周夫、島宇志夫、山田俊司。

金の山に囲まれているMr.ゴールド。 彼の運は、あるトランプが手元にあるのだった。 通称:「ナポレオンのトランプ」 これが幸運を呼ぶトランプといわれている。
そこにルパンからの犯行予告の電話がはいる。 馬鹿にするゴールドだったが、「あんたのナポレオンカードを貰うんでねっ。 ちょっとご挨拶しとこうと思って。 明日の晩はあんたの誕生パーティーだ。 その真っ最中、夜12時かっきりに頂きに上がります。 あしからず。」 というルパンの犯行予告に、真実味を持ったのが、札束の帯にはルパンと書かれた物とすり替えられていたことだった。
犯行予告の誕生パーティーの当日。 ゴールドは、ナポレオンカードを見せびらかして、その伝説を自慢する。 しかし、女性に変装したルパンは大時計を5分遅らせMr.ゴールドからまんまとナポレオンカードを盗み出す事に成功するのだった。
アジトに戻ったルパンは不二子から、トランプが自分の所に来ると予告を受けた事を聞かされる。 ある雪の日に現れたジョーカー、いずれあなたの元に現れると予告したジョーカーの幻が不二子には、どうも予言のように感じられたのだった。 そしてその通りに彼女の手に渡ったナポレオンのトランプ。
しかし、このときから絶えず、警察に追われる羽目になってしまった4人、ルパン、次元、五ェ門、不二子。
初めはアジトに子供が花束を持ってきて、それが爆薬だった。 次元が怪我をして病院に、しかしそこでも殺し屋に狙われ、ルパンと、五ェ門が何とか切り抜ける。
しかし霊柩車に乗っても、パトカーに乗っても、どうしても居所がバレている。
追いつめられたルパン達は二組に分かれて妙霊山麓黒死館が落ち合う事にした・・・

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

さて今年のお正月は、アニメでも見てゆっくりと、ということで、一番好きなアニメ 「ルパン三世」 の第1シリーズで好きな回と、それ以外の回で好きな回を、三が日に6本上げようかと思います。
まずは、この第8話ですね。 4人が初めて揃った作品で、まだ五ェ門がルパンに対して強烈なライバル意識を持っているころですね。 正義感あふれる五ェ門と、マイペースで、しかし確実に仕事をこなしてくるルパン、正反対なんですが、だんだん馴染んでいくその最初がこの回ですね。
敵はミスターゴールド、彼の元からトランプを盗むことはルパンの腕ならわけはありませんが、その後が本当に執念深いんですね。 善意の民間人を装い、刻々と銭形に居所を知らせます。
そしてとうとうトランプを持っていた不二子と次元が追いつめられますが。
これ、トランプの去り方が粋なんですよね。 次はどんな強欲な人間のところに行くんでしょうか? 幸運のトランプでなく、人間の欲望に擦り寄る悪魔のカードのような気もしますが。

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トランプを眺めるゴールドの元に

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パーティー会場でトランプを盗む予告

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そして不二子の元に

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しかしそこからゴールドの手が

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病院から逃げ出すが

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ゴールドと警察に追われる一行

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そして次元と不二子が

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駆けつけた五ェ門と3人でルパンの計画通り脱出するが・・・

ルパン三世(テレビ版) 7番目の橋が落ちるとき

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1972年作品、宮崎駿、高畑勲監督、宮田雪脚本、声の出演:山田康雄、小林清、納屋吾朗、辻村真人、吉田理保子。

四方を川に囲まれた都市で、橋の連続爆破事件が起きる。 その爆破事件の犯人がなんとルパン三世だと言う。 しかし、ルパンたちは昨日この町に来たばかりだった。
自分の名を語った犯人に戸惑うルパン、次元はあまり興味がない感じだったが、ルパンは、この橋がある計画に基づいて爆破されていると指摘する。 それは現金輸送車の進行路を限定しようとする犯人の策略だった。
真相を探るルパンは、次に爆破されるであろう6番目の橋で仕掛けられていた爆弾を次元を川底にもぐらせて爆弾を見つけ、解体しまた元に戻す。 爆発しないのを不思議がってきっと犯人は来るはず。
案の定、爆発しなかった爆弾を確かめに、釣り師を装った犯人らしき男が現われる。ただの釣りかと思いきや、浮きが強力な磁石のになっていて、釣り糸ごと爆弾を巻き込んでいたのだった。 ルパン達の追跡を受けながら、その男は爆弾を回収して屋敷の水門へと消えていった。
男の屋敷に潜入したルパン。 しかし、それは犯人の仕掛けた罠であった。 囚われたルパンに犯人はボルボと名乗り、囚われの少女リーサの命を代償に自分の襲撃計画遂行を要求した。
仕方無しに要求に従うルパン。 街のミニチュアを使い綿密に立てた現金輸送車の襲撃計画を自慢げに語るボルボ。 そんなボルボにルパンは 『イキにやろうぜ、イキによ』 と言い、ルパン流にやらせてもらうと告げるのだった・・・

これも宮崎、高畑のコンビの作品ですね。 今作は不二子と五ェ門は登場しない回で、犯人の声は辻村真人が担当しています。 リーサという金髪の女の子は、二人には何の関係もないんですが、残酷な犯人は、狡猾に脅しをかけてきます。
そしてルパンの犯行と聞き駆けつけてくる銭形警部ですが、ボルボの計画は、金をせしめ、ルパンを警察に逮捕させ、リーサを殺す、自分は金だけを貰ってのうのうと、しかしルパンを甘く見ていますよね。
今作は、女の子には甘いルパンの性格がよく出ていますし、意外に正義感が強いルパン、そしてしっかり裏を読んでいる、そんな彼のほうが1枚上手なところがしっかり描かれているんですよね。
しかし、ルパンがいるところどこにでも行く日本の警察ですよね。

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犯人を探るルパンと次元

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男は残酷な性格だった

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彼女ために現金輸送車を狙うことになるルパンたち

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計画を知るルパンだが

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ルパン流で

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はたしてリーサを救えるのか?

ルパン三世(テレビ版) タイムマシンに気をつけろ! 

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1972年作品、宮崎駿、高畑勲監督、宮田雪脚本、声の出演:山田康雄、小林清、二階堂有希子、大塚周夫、家弓家正、雨森雅司。

咥えタバコでランボルギーニー・エスパーダを飛ばすルパン。 そこへ突然まばゆい光を放つ卵型タイムマシンから現れた男から 「ルパン三世…おまえは4日後にこの世から消える運命にある…」 と予言を受ける。 その男は、自らを 「魔毛狂介」 と名乗り、光ともに消えた。
次元と落ち合ったルパンは、銭形警部が警備している袋小路邸から黄金像をまんまと盗み出す。 計画通りに事を運んだ二人がとある古城で、盗みの成功に気を良くしていたルパン達の目前で突然消えた黄金像。 驚くルパン達の前へ再び現れた魔毛は、2874年にルパンの子孫ルパン十三世により滅ぼされた魔毛一族によるルパン一族への復讐を宣言した。
アジトへと戻ったルパンと次元。 魔毛狂介と言う名に聞き覚えのあった次元は、同じく聞き覚えがあると言う五ヱ門と一緒に魔毛について書庫で調べ始めた。
そしてうとうとしたルパンは夢を見た。 その夢の中で魔毛と対話するルパン。 そこで、魔毛狂介は自分のことを語りはじめ目を覚ます。
そこへ魔毛についての情報を持って次元と五ヱ門がやって来た。 ルパンがそこで聞いた情報は、自らが夢の中で知った事実と一致していた。
焦るルパンは、昨夜魔毛が現れた古城で、今ここで俺と勝負しろと叫ぶ。 しかし姿を現した魔毛は、ルパンと直接対決しようとはせず、3日後にルパンの先祖を殺し、ルパン一族を抹殺すると改めて宣言し、古城もろとも消えていった。
そしてルパンはいきなり不二子に愛の告白をするのだったが・・・

この回も好きでしたね。 いきなり現われた謎の男、魔毛狂介と名乗った男は、なんと自由に時間を行き来しているタイムマシンを作った天才、家弓家正が声を当てていました。 しかしそれを誰も信じないで狂人扱いされ姿を消した男でした。 何のことはない、彼は時間を行ったり来たりしているということですが、そこでわかってしまったのが自分の一族が滅んでしまうことでした。
それはルパンの子孫が彼の子孫を殺すとのことで、そこで彼は考えた、ルパン三世の先祖を殺し、ルパンのルーツを消し去ることでした。 しかし彼は馬鹿正直に、それを宣言しにやってくるんですね。
まあ、タイムパラドックスなんて関係ない、一直線なタイムマシンものですが(^^) さてこんな彼にルパンはどう立ち向かうのか? もっともオーソドックスなやり方で、大反撃をするんですよね。
これがなんとも痛快でしたが、最後はルパンが思っていなかった大きなピンチに!

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いきなりの光

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謎の男

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未来のことを言われ信じようとしないルパン

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しかしそれは本当だった

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そこで不二子に求愛する

ルパン三世(テレビ版) ニセルパンを捕えろ! 

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1972年作品、宮崎駿、高畑勲監督、七條門脚本、声の出演:山田康雄、納屋吾朗、中田浩二、千葉順二、北浜晴子、飯田和平。

各地で“元祖ルパン”と名乗る窃盗事件が多発した。 犯行の手口はまるっきりルパン三世と代わりない。 銭形のもとには予告状も届いていた。
予告された銀宝堂では、銭形が待機中。 12時なって支配人の葉巻から怪しげなガスが出て、王冠を奪っていった。 屋上に逃げる犯人。 ロープで向かいの時計台に投げつけ逃亡するが、警官にロープを切られあわれルパンは道路に打ち付けられる。
「ルパンの最後だ・・・。」 と目を閉じる銭形。
しかし犯人は野菜トラックにこっそり乗り逃亡していたのだ。 その車の下には、元祖ルパンの正体をつかむためにルパン三世が捕まっていた。
明け方、王冠を盗んだ犯人たちが島に上陸すると、長老をはじめ島民が出迎えていた。 そう、この島はドロボウ島だったのだ。
ルパン三世はドラム缶の中から登場。 石川大介という名を語って、仲間になりたいと言う。 警察のものだと、怪しむ島民。 だか、長老は、岩ころびで試してみようと提案した。
その荒行を何とかパスしたものの、服も靴もぼろぼろになるほどつかれきっていた。手当てもされぬまま、ルパンは独房に入れられてしまう。
そのころ長老の家では、今までの盗みの反省会が開かれていた。 難なく独房を抜け出したルパンは、暖炉のところで盗みぎぎ。 話によると、この島にはあるセーヌルパンの盗みのテクニックが書かれている、盗術書なるのもがあるらしい。
その本があるので、この島民は盗みを簡単にできたのだった。
そして、なんとしてもその盗術書を取り戻そうと、ルパンは決心するのだった・・・

今作は偽者が登場する回ですね。 しかし、手口はルパンそのもの、銭形警部もルパンの仕業と信じて疑いません。 華麗な手口、予告状、脱出劇、どれをとってもルパン三世なんですね。
しかしルパン本人はまったく身に覚えがないこと、そこでルパンはこの犯人を尾行して招待を突き止めようとします。 行き着いたところは小さい島、そこは男と島民全員が泥棒と言う、そのまま “泥棒島” でした。 しかしそれがどうしてルパンそっくりな手口が出来るのか? それはそこにアルセーヌ・ルパンが書いたとされるある貴重なバイブルがあったんですね。
この島のおばばは小娘のころアルセーヌ・ルパンに会ったことがあるとまで言い切ります。
今作は、同業同士の争いとなります。 そこにたまたま落とした果物を追って、銭形警部も乗り込んできます。 今作は、珍しく、ルパンと銭形の殺伐としてない会話シーンがありますね。 敵と見方ですが、お互い信頼感駅がある奇妙な関係の二人、そんな一面が描かれている回でもありますね。
この作品の脱出方法もしっかり布石がはられていて、なかなか爽快でした。

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予告のあった銀宝堂

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そして見事に脱出する“元祖ルパン”

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相手の正体を掴みにいくルパンだが

ルパン三世(テレビ版) 死の翼アルバトロス 

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1977年作品、照樹務(宮崎駿)脚本・監督、声の出演:山田康雄、小林清、井上真樹夫、増山江威子、納谷吾朗、根本嘉也。

某国湖畔のリゾート地で不二子に呼び出されたルパン、次元、五ェ門の3人は、キャンピングカーすき焼きとしゃれ込んでいた。 そこへマシンガンを抱えた不二子が駆け込んでくる。 追っ手の機銃掃射でキャンピングカーは破壊され、不二子はルパンのアルファロメオを乗り逃げするが、あえなく敵の手に落ちる。
わけが分からず呆然と見送るルパンたちだったが、次元が鍋に残された不二子の置き土産を発見した。 一方、敵に捕まった不二子は、身ぐるみをはがれ裸同然にされていた。
ボートに移動したルパンたちは、不二子が残した物体が、超小型原子爆弾の開発に使用される発火プラグであることを知る。 不二子は、誰かが闇ルートで超小型原爆を取引しようとしていることを嗅ぎつけ、そのことで一儲けしようと企んだのだ。
ルパンは、大量のエネルギーを消費しても怪しまれない施設を探し、不二子が捕らえられているのはロンバッハ航空博物館だとあたりをつける。
銭形警部に変装して博物館に乗り込んだルパンは、館長のロンバッハ博士と、復元中の巨大飛行艇アルバトロスの艇首に設けられた応接室で面会する。 最初からルパンであることを見破っていた博士は、単刀直入にプラグと不二子の交換を提案する。 割が合わないと不満を言うルパンに、明朝、湖の中央で会おうと一方的に言い放つ博士。
ちょうどそこにパトカーのサイレンが鳴り響き、本物の銭形が到着した。 博士があらかじめ通報していたのだ。ルパンが去った後、博士は不二子に、明日アルバトロスが処女飛行に出ると告げる。
翌朝、待ち合わせ場所に向かったルパンは、プラグと不二子を交換するが、実は不二子は銭形の変装で、博士の乗った船には大量の警官隊が潜んでいた。 護送車に運ばれ身ぐるみはがれるルパンと次元だったが、銭形が最後の仕上げにむしりとっ た鬘の中に仕掛けられた小型爆弾が爆発。 待ち合わせに同行していなかった五ェ門の機転で逃走に成功する・・・

さて今作は、照樹務という謎のクレジットの人が脚本、監督をしています。 これはなんと宮崎駿のペンネームなんですね。 このセカンドシリーズでは、今作と、もう1作彼が担当しているのは有名な話。 やはりタッチが違いますよね。
物語はいきなり現れた不二子が大立ち回り、そして捕まって、ほぼすっぽんぽん(^^) 結構ちょっとしたエロが入った回となっていますが、そういうことはほとんど感じませんが。
そしてルパンが巻き込まれていく展開は、テレビシリーズならの色合いですが、なんとそれは原子爆弾の発火プラグだったということでしたね。 ロンバッハの声は根本嘉也、そしてこのセカンドシーズンから、五ェ門の声が井上真樹夫、不二子の声が増山江威子に変わって、もう浸透したころですね。
私はこのセカンドシリーズを結構楽しみにしていたんですが、絵も変わり、赤ルパンとなっただけでなく、やはりファーストシリーズの楽しさと大人の雰囲気が失われたことが物足りなく、後半は見なくなっていったんですね。
そのため、この回は就職した後、アニメマニアの先輩から教えてもらったんです。 初めて見たときはちょっと感激でしたし、この2つの回はDVDも持っています。
いつか宮崎監督、ルパンをやってくれませんかね?

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楽しいすき焼きが

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不二子が現れ

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そして捕まってしまう

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ロンバッハが原子爆弾を製造していた

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ルパンもつかまるが

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反撃開始

ルパン三世(テレビ版) さらば愛しきルパンよ

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1980年作品、照樹務(宮崎駿)脚本・監督、声の出演:山田康雄、小林清、井上真樹夫、増山江威子、納谷吾朗、島本須美、大宮悌二。

1981年の東京。 謎のロボットが突如上空に現れ、宝石店を襲撃する。 去り際にロボットが残したのは、ルパンの犯行声明カードであった。
ロボットの正体は、国防軍(現実世界での自衛隊に相当する組織)の依頼で永田重工で開発され輸送中に何者かによって強奪されていた装甲ロボット兵 「ラムダ」だった。 テレビ局にルパンのメッセージビデオが届くに至り、日本政府は非常事態宣言を発令し、ラムダの破壊を決定。
ちょうどそのころ、日本に帰国した銭形警部は 「ルパンがこんなことをするはずがない、あれは偽者だ」 と主張するが、警視総監は聞く耳を持たず、街中には出動した国防軍の操る戦車部隊が展開される。
そして再び出現したラムダに対し国防軍は、市民の被害を全く省みない攻撃を展開し、戦車隊の発砲で街は大パニックに陥る。 だがその混乱の中、銭形はラムダが逃げ遅れた人々をかばう姿を見た。 追跡の末、銭形はルパンのアジトを突き止めるが、ルパン一味に捕らわれてしまう。
拘束された銭形の前に、ラムダを操縦していた娘が姿を見せる。 彼女はロボット科学者・小山田博士の娘である小山田真希。 永田重工の資金援助で装甲ロボット 兵を開発した小山田博士は、その危険性を感じて開発を中止しようとしたが、研究データ全てを永田重工に奪われて、失意の内に亡くなっていた。
真希は父の遺志を継ごうとするも、軍事機密の壁に阻まれて明かす事が出来ず、そんな所をルパン一味に唆されてロボットを操り、犯罪を行うことでロボット兵の危険性を世間に訴えようとしていたのだった。
銭形の前に現れたルパンだったが、すぐに偽者と見抜かれた。 ロボット兵の危険性を訴えるどころか、むしろロボット兵を量産し儲けようと企む永田重工の手の者だった。 一連の騒ぎでロボット兵の有効性は十分にデモンストレーションでき、国防会議による量産型ロボット兵の大量発注も決まったとほくそ笑む偽ルパン一味は、用済みになった真希を縛り上げてラムダに乗せ、自衛隊に撃墜させて証拠隠滅を図ろうとする。
しかしアジトが爆破され、ラムダが飛び立った時、脱出した銭形がラムダに飛び乗った。 変装を取った顔を見て真希は驚く。 なんと銭形に変装していたのは本物のルパンだったのだ。
ルパンは、偽ルパン一味およびその黒幕である永田重工社長と決着をつけるべく、真希の操縦するラムダと共に、川越にある本社工場へ向かうのだった・・・

これは本当に名作ですね。 宮崎作品のエッセンスがいっぱい詰まっているだけでなく、前年公開された 「カリオストロの城」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4244996.html https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14706499.html でクラリスを演じた島本須美が参加、さらには 「天空の城 ラピュタ」 で本格的に描かれるロボット・ラムダが、先んじて登場していますね。
物語は、ロボット兵器を作ったことの警鐘を鳴らそうとした小山田真希を利用する巨大企業のお話ですね。 真希に巧みに近づいたルパンたちの口車に乗せられ、ラムダを操縦する真希ですが、正義のためではなく、これが最強兵器のPRに使われていたことがだんだんあからさまになっていきます。
とうとう国は自衛隊の出動、ロボットを破壊するために手段を選ばなくなった時、真希はやっと取り返しがつかないことに加担していたことに気づくんですね。
そこに現れた銭形警部、しかし何か鋭く、ちょっと軽い性格、そうルパンの変装なんですね。
今作は、セカンドシリーズの最終回、ちょっとブラックな噂も出た衝撃作、今までのルパンが全部偽者だったというまことしやかな話まで生まれた作品でもありました。

考えてみると、第1シーズンが後の「カリオストロの城」 のいろんな部分に使われ、この最終回が、「風の谷のナウシカ」 「天空の城ラピュタ」につながっていった気がします。
宮崎作品の分岐点になった、カリ城とこの2作品、名作はいつまでも輝いています。

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宝石店を襲うラムダ

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真希はそんなものに興味がなくルパンに渡す

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帰国した銭形は、ルパンではないと主張する

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街中に現れたラムダ

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そして自衛隊が出動

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攻撃を止めようとする銭形だったが


わたしは、幸福(フェリシテ)

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2016年作品、アラン・ゴミス監督、ヴェロ・ツァンダ・ベヤ パピ・ムパカ ガエタン・クラウディア カサイ・オールスターズ出演。

コンゴ民主共和国の首都キンシャサ。 フランス語で “幸福” を意味する名を持つフェリシテ(ヴェロ・ツァンダ・ベヤ)は、バーで歌いながら、女手ひとつで息子を育てている。 いつも彼女が歌うバーでは、彼女の歌う歌がそこの常連客を魅了する。
人生は彼女に優しくないが、歌うときだけ彼女は輝いていた。 バーの常連のタブー(パピ・ムパカ)は、そんな彼女を気にかけている。
ある日、フェリシテが目を覚ますと直したばかりの冷蔵庫が壊れていた。 近所を走り回っている子に、修理屋を呼んで来てというと、来たのがタブーだった。 修理ができるという彼は、これはファンが壊れているんで、できれば新品を買った方がいいと言われ、壊れない物をと渋々彼にお金を渡す。
そこに電話がかかってくる。 一人息子サモ(ガエタン・クラウディア)が交通事故に遭い重傷を負ってしまったという知らせだった。 連絡を受け病院に駆けつけると、大部屋で寝かされているサモ、無表情で目をつぶっている。 事情を聴いても本人は答えず、ナースと医師が左足に重傷を負っていると説明を受ける。
医者はすぐに手術すれば何とかなるというが、そのために彼女に前払いで大金を払い込む必要がある、でないと手術はできないと告げる。 さらにもっといい部屋に移したい彼女は、薬代と合わせて100万コンゴフランが必要だと言われてしまう。
処方箋を渡され、薬局に行こうとすると、隣のベッドのところにいた女性が薬局に行くんで薬を買って来てあげると言い出す。 その女性に金を渡し疲れて眠ってしまったフェリシテ、しかしその女性は金を持って逃げてしまった。
手術代を集めるためにフェリシテは、必死にバーで歌い、貸した金を警官を連れ強引に取り立て、それでも足りないので、店から、仲間からカンパをしてもらう。 必死にかき集めたお金を持って行くが、まだ足りない。 そして行きたくない親族に行くと、母のことで皮肉を言われ、別れた夫からは罵声を浴びせられ追い払われてしまう。
さらには最後には見ず知らずの金持ちのボスを訪ね、必死に金を恵んでほしいと叫び、追い出されそうになると大声で叫び始める。 根負けしたボスが金を渡すが、急いで行った病院では、衝撃の事実を知らされる。
急な出血で、サモは命の危険があったので左足に膝から下を切断したと言われてしまうのだった。
途方に暮れるフェリシテ、彼女を何とか手助けしようというタブーは、彼なりに励ますのだが、サモは決して彼女から食べ物と勧められても食べず、一切口を利かない。タブーに家にサモを連れ帰る手助けをして病院を退院したが、彼女の中で何かが壊れ、とうとう歌う事が出来なくなってしまう…

セネガルのドラマ作品、舞台はコンゴ民主共和国です。
監督はアラン・ゴミス、日本公開作品は初のようですね。 フランス生まれですが、セネガル、ギニアピサウがルーツの監督です。
主演はヴェル・ツァンダ・ベヤ、コンゴ民主共和国の女優という事ですが、彼女以外のタブーを演じるパピ・ムパカ、アモを演じるガエタン・クラウディアもみんな映画初出演です、ベヤ以外はオーディションで選ばれたみたいです。

物語は、一人の女性歌手のドラマとなっています。“フェリシテ” という意味は 「幸福」 という意味なんですね。 彼女が金を狩りに行った叔母らしき人は、どうしてお前の名前がそうなったのか、話してくれるシーンがあります。
幼いころ病気になった彼女はそれまでは別の名前でした。 そして重い病気で死んでしまい、いざ埋葬する時になって息を吹き返したそうです。 それからはまた死んでしまわないためにこの縁起のいい名前にしたという事でした。
でもその時の彼女は、そんな自分の名前のいわれなんかどうでもよく、息子のためにお金を作ることに必死でした。 夫とは、彼女がどうしても歌手になってのし上がって行きたいという、夢というか、野望というか、それで出て行った、夫を捨てた、という事なんですね。
冒頭の彼女は世の中に何か不満を持っている、そして変なプライドもあるんですね。歌う姿にそれが現れていますし、まず男を信用していませんね。
しかしそんな彼女も、息子のことが一番かわいいんですね。 ちょっとサモの事故は、オイタをしたから事故に遭った感じですが、彼も何か反抗をしている雰囲気があります。
アフリカの庶民の生活がじっくり見れる作品、洗練された映画ではありませんが、息遣いが聞こえる作品です。

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何かツキがないフェリシテ

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彼女の歌声は人気があった

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その日の疲れを癒すのはこのバーと

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別の場所ではクラシックが

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しかし息子が事故に遭い金策に奔走するフェリシテ

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足を切断した息子とタブー

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ザ・リング

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2002年作品、ゴア・ヴァービンスキー監督、ナオミ・ワッツ主演。

ケイティ(アンバー・タンブリン)の家に泊まったベッカ(レイチェル・ベラ)は、テープを見ると電話がかかって 「後7日」 と死の予告をするという噂話をする。 ケイティは一週間前にそのビデオを観ていた。
そしてその後、ケイティが自宅で変死しているのを発見される。 シアトル・ポスト誌の記者レイチェル・ケラー(ナオミ・ワッツ)は、姪であるケイティの葬儀の席で、ケイティの母に死の真相を調査してほしい、と請われる。
息子エイダン(デヴィッド・ドーフマン)が死体の絵を描いていると心配する保母に、レイチェルはケイティが亡くなったからだと答えるが、ケイティが亡くなったのは3日前で絵は先週描いたものだった。
調査してみるとベッカは精神科に入院中で、同時刻に4人の人間が死んでいる事を知る。 遺品のアルバムを調べると楽しそうなキャンプ風景に、奇妙な写真が混ざっているのに気づく。 死亡した彼らの顔が全て歪んで映っていたのだ。 写真から山のコテージ 「シェルター山荘」 をつきとめ、部屋で奇妙なテープを見てしまい、電話から少女の声で死の宣告を受ける。
その後、レイチェルを撮った写真は全て彼女の顔が歪んで写るようになる。 レイチェルは映像処理の仕事に携わる元の夫ノア(マーティン・ヘンダーソン)にコピーを渡し、その原因が 「呪いのビデオ」 と呼ばれるビデオテープであるのを突きとめる。 ノアは信じようとしなかったが、調査には協力する事になる。
レイチェルは勤め先のデッキを使ってコピーするが、どういうわけか問題のビデオテープを動かすと機材のカウンターが奇怪な表示になってしまう。 更に、ビデオテープの原盤を調べたノアは、このテープには録画に使用した機材のデータが一切残されていない、と言う。 辛うじて映っている灯台の島のことを調べると馬が大量に死に、自殺した女性もいることが分かるのだった・・・

一応日本製作は全部見ましたが、これはハリウッド進出したホラーとなりましたね。
監督はゴア・ヴァービンスキー、「パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14999355.html 「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15000997.html 「パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15002329.html の3作を監督していますし、ジョニデ出演の 「ローン・レンジャー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9984391.html の監督もしています。
主演はナオミ・ワッツ、ホラー作品に出演が多いですが、「ダウン」 「ドリームハウス」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13064522.html が記憶に残っていますが、もちろんいろんな作品に出演する主役級の女優さんが、日本発信作品の主役というのが誇らしい?

基本物語は、日本版 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5447601.html に沿った展開になっていくんですが、井戸とか、掛け鏡の映像がちょっと和風な感じが残っていて、多少違和感がありましたね。 ただそれ以外は、おどろおどろしさが緩和され、原作の雰囲気を残しながら、アメリカ版の感じが出ていたと思います。
そして続編まで製作されるんですね。

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ビデオを見ていたケイティが死んでしまう

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レイチェルはその真相を調べ始める

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そしてノアも関わってくる

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そしてエイダンを救うため

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呪いの元を探っていく

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8年越しの花嫁 奇跡の実話

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2017年作品、瀬々敬久監督、佐藤健 土屋太鳳 北村一輝 浜野謙太出演。

尚志(佐藤健)は先輩の室田浩輔(浜野謙太)から、合コンのような飲み会に誘われる。 その日彼はおなかの調子が悪いのだが、仕方なく付き合うことになってしまう。さすがにその日は、酒も飲めず、食べるのを控えていたし、先輩から振られても愛想よく振舞うことも出来なかった。 トイレにたつ回数も多く、やっと一次会が終わり開放されたと思った時、麻衣(土屋太鳳)という対角線に座っていた女の子が追っかけてきた。
彼女はせっかくの飲み会のムードを壊した尚志に腹を立てていて、場の空気を壊す彼に、一言言いに来たのだった。 しかし尚志の具合が悪かったことを知らなかった彼女は、事情を知って誤り、わざわざ使い捨てカイロをくれる優しさを見せてくれた。
そんな縁で二人の付き合いが始った。 誠実な尚志は、彼女の両親(杉本哲太、薬師丸ひろ子)に招待され、すぐに両親も彼のことを気に入る。 
そんな二人がデートをしたときに麻衣がどうしても行きたいところがあると言われ、尚志がついていくとそこは結婚式場だった。 ちょうど結婚式が行われていて、憧れの顔で見ていた麻衣の姿に尚志は、そこにいた式場のプランナーの島尾真美子(中村ゆり)に結婚式の申し込みを独断でしてしまう。 しかし麻衣のほうも、そんな尚志の先走った約束がとても嬉しかった。
結婚式を間近に控え、幸せの絶頂にあったふたりだったが、そのころから麻衣の体に異変が起きる。 めまいが突然襲ったり、何か調子がおかしいことを感じ始める麻衣。 そしてとうとう倒れてしま った。
さらに急に暴れ始め、今まで言った事のない、乱暴な言葉さえ発してしまうのだった。 緊急入院になってしまう麻衣、原因不明の病気に襲われ、とうとう彼女は意識不明に陥ってしまう。 いつ目が覚めるかわからない状態に、尚志は、出勤前彼女の病院に毎日バイクで2時間かけて通い始めるのだった。
そして彼は、目を覚ました時の彼女のために、携帯で動画を撮り始めるのだった。 しかし麻衣はそう簡単には目を覚まさなかった。 月日だけが流れていく。 麻衣は呼吸器が取りつけられ、何か体を動かしている。 夢でも見ているのか? しかし目は一向に開かなかった。
両親と、尚志の必死な生活が始まっていくのだった・・・

これは事実なんですよね。 両親の献身的な行動は理解できますが、尚志君って、なんとも凄い精神力です。
監督は瀬々敬久、近作は 「64」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/MYBLOG/yblog.html?fid=0&m=lc&sk=0&sv=64 「ストレイヤーズ・クロニクル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14381151.html ですね。
主演は佐藤健、近作は 「亜人」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15170685.html ですね。 そして土屋太鳳、近作は 「トリガール!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15116527.html ですね。

物語はなんと実話なんですね。 幸せの絶頂にいた二人が味わう苛酷な闘病記です。 いきなり倒れた婚約者に付き添う男性、しかし彼は本当に誠実で、真面目な青年でした。 仕事は車の整備工場に勤める、車好きの青年でした。
しかし彼は本当に故障した車に愛情をもって直していくやさしさを持っているんですよね。 壊れたものには愛情をもって接していけば必ず直る。 車と人間は違いますが、彼の考え方そのもので、愛する彼女に付き添っていくんですね。
でも、彼女の両親にとって初めは優しい青年の献身的な姿に感謝こそしますが、それが月日がたつにつれ、重荷になって行きます。 この気持ち、分かりますね。 だって直らなかったら、このまま目が覚めなかったら、尚志君の人生も失われてしまうかもしれないから。
この病気を取り上げた作品は同時公開されています。 海の向こうでも同じ病気だった人がいたんですね。 その記事は数日後に上げる予定です。

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飲み会の誤解を晴らす尚志

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そして付き合いがはじまる

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彼女が行きたかったところは、可愛い式場だった

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しかし突然の病が始まり

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目覚めたのだったが・・・

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ザ・リング2 完全版 

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2005年作品、中田秀夫監督、ナオミ・ワッツ サイモン・ベイカー デイヴィッド・ドーフマン エリザベス・パーキンス出演。

男子高校生のジェイク(ライアン・メリマン)が同級生のエミリー(エミリー・ヴァンキャンプ)をデートに誘った。 エミリーは1年間も隣の席に座りながら、全然声をかけてこなかったジェイクの突然の誘いに驚くが、嬉しくも思っていた。
デートの後ジェイクはエミリーを家に誘うと、今日は両親が帰ってこないと言ってくる。 部屋に通して 「君に見せたいものがある」 と、お勧めの怖い映画で2分かそこらだから見てくれと言って席を立つのだった。 再生して立ち去ったジェイクは、これで呪いのビデオから逃れられると思うが、床に水がたまり始めたのを見てあせりはじめる。
見たはずのエミリーのところへ駆け寄ると、エミリーは恐怖から目を閉じて見ていなかったのだった。 そしてジェイクは、井戸のシーンのテレビ画面を見てしまうのだった。
呪いのビデオから逃れたレイチェル・ケラー(ナオミ・ワッツ)と息子・エイダン(デヴィッド・ドーフマン)は、シアトルからオレゴン州の片田舎・アストリアへ引っ越してきていた。 レイチェルはシアトル・ポスト紙を辞め、地元の新聞社・アストリア日報に転職していた。
息子のエイダンは最近カメラに夢中で、首からカメラをさげ、あちこちの写真を撮っていた。 相変わらず母のことを 「レイチェル」 と呼んでおり、レイチェルは 「ママ」と呼んでと頼むが、「レイチェルの方がぴったりだ」 とエイダンは拒否するのだった。
レイチェルが引っ越したのは、呪いのビデオの事件を早く忘れたいためなのだが、今まで仕事が多忙で顧みることのできなかった息子・エイダンとの時間を作ろうとも考えていた。
アストリア日報はマックス社長(サイモン・ベイカー)のほか社員20名ほどの会社で、アットホームな雰囲気が売りだった。マックスは 「なんなら息子を職場に連れて来てもいい」 と言うくらいだが、レイチェルはそれよりも帰宅して息子との2人の時間を作ろうと考え、仕事姿勢も変えた。
そんな折、リッジクレスト通りで怪死事件が起きてしまった。 田舎町での久しぶりの事件なので、町では色めき立つのだった…

今作は、ちょっとオリジナルとは違った続編になっています。
監督は引き続き中田秀夫、近作で見ているのは 「劇場霊」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13675577.html 「MONSTERZ モンスターズ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11699027.html 「クロユリ団地」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9462503.html です。 もちろん、日本での 「リング」 シリーズ https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5447601.html  https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5465531.html
です。
主演もナオミ・ワッツが続投ですね。

物語は、何とか死から逃れたレイチェルとエイダンが引っ越した先でのお話ですね。やっとビデオを処分し、あの死のサイクルから逃れたと思っていた母子でしたが、呪いは終わっていませんでした。
冒頭で、ジェイクが自分が助かりたいから、同級生のエミリーを犠牲にするシーンは、なんかもやもやするところですね。 確かに、呪い殺されたくはないでしょうが、よりによって自分に気がある感じの女の子をいけにえにするなんて。 もちろんそれはしっかりと報いを受けますが。
さて、この続編は、日本のようなどうしようもない貞子の呪いに比べ、ちょっともう少し単純化している作りになっていると感じましたね。
日本の「リング」シリーズは、「らせん」 「リング2」 と分岐をしたり、近年さらなる続編が作られているんですが、ハリウッド版は多少簡略化されている感じが否めませんね。
ただ、昨今そんなこのシリーズの久しぶりの続編が公開され、いよいよ来年日本でも公開される運びになりました。 そのためにこの2部作は見ておくべきかなと思いますが。

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生き残った二人

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しかし再び周りで起こる奇怪な死

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再び起こる恐怖

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そして起こる彼女の呪い

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再び

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カンフー・ヨガ

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2017年作品、スタンリー・トン監督、ジャッキー・チェン アーリフ・リー レイ ソーヌー・スード 出演。

西暦647年。 マガダ国で反乱を起こしたアルジュナは、マガダ王家が唐に献上しようとした財宝を奪おうとするが、唐から来た使節団に阻まれ失敗する。 マガダの王女は唐に援軍を求めるが、使節団に同行したマガダ軍はチベットの雪山で行方不明となる。
現代の中国・西安市の博物館で考古学者をしているジャック(ジャッキー・チェン)の元に、インドの考古学者アスミタ(ディシャ・パタニ)が訪れ、消えたマガダ軍と財宝の在り処を示す地図を手に協力を求める。 ジャックの助手のシャオグァン(レイ)、ヌゥオミン(ムーチー・ミーヤー)、アスミタと彼女の助手の(カイラアミラ・ダストゥール)、そしてもう一人の協力者のところに行くジャック。
彼は友人の息子でトレジャーハンターをしているジョーンズ(アーリフ・リー)、学者ではないが、嗅覚が働き、武術の心得もある。 今回は商売抜きということで、純粋な興味で参加することを、ジョーンズはジャックに一応は約束するが。
彼らを連れて、地図が示すチベットの雪山に向かうジャック一行。 そして、そこで発見したのが地中の奥底に地底湖があることだった。 水中のドローンを使い、その奥に何かがあることが探知できたが、そこに行くには10分くらいかかってしまい呼吸が続かない。 そこで友人ジャングオ(エリック・ツャン)の協力を仰ぐ。
彼は氷に大きな直線の穴を開ける装置を用意して、探知した場所に一気に行ける穴を開けてくれる。 そして空洞に入り、マガダ軍のミイラを発見する。
しかし、そこにアルジュナの子孫ランドル(ソーヌー・スード)が現れ、財宝を奪おうとしてジャックたちに襲い掛かる。 しかし戦いの最中に、ジョーンズは一瞬の隙をつき、財宝の在り処を示す 「シヴァの目」 を盗み、脱出してしまう。
空洞からの脱出後、アスミタから 「シヴァの目」 をジョーンズがオークションに出品したという知らせが届き、ジャックたちはドバイに向かい、資産家の友人ジョナサン(グオリー・チャン)の助けを借りて 「シヴァの目」 を落札する。
しかし、オークションに参加していたランドルが 「シヴァの目」 を奪い取り逃亡する。 ジャックは車に乗り込みランドルを追跡するが、「シヴァの目」 は今度はアスミタが奪い去ってしまう。 いったいアスタミタの正体は?・・・

監督はスタンリー・トン、 「ライジング・ドラゴン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11904839.html では、脚本と制作参加しています。
主演のジャッキー・チェン、近作は 「スキップ・トレース」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15119748.html 「レイルロード・タイガー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14992164.html ですね。
そしてインドからは、ソーヌー・スード、ディシャ・パタニが参加しています。 さらにアーリフ・リー、未見ですが、多くの出演作がありますね。
物語は、7世紀の戦いから始ります。 CGも使った派手なバトルシーン、象の軍隊にやられそうになったとき、マガダ国軍の援軍で難を逃れた使節団でしたが、使節団を送って別れた後忽然と消えてしまうんですね。 物語はそこから現代に飛んでいきます。
失われたマガダ軍は、多くの財宝を持っていたといわれ、彼らは財宝ともども消えてしまったということ。 そしてジャックの下に、先祖から伝わったという古地図を持った美しい考古学者が現れるんですね。
いきなりやる気を出すジャックは、トレーニングを始めますが、彼の直感は危険なことになると言っているんでしょうね。 そしていきなり見つけたミイラと財宝、そこにアルジェナの子孫のランドルが襲い掛かってきます。
しかし彼の目的は、財宝よりもジャックの頭脳、あるものを見つけようとしているんですね。 そして謎の行動をするアスミタ、実は彼女も。
さて、香港と、インドの合作のようなこの作品、しっかりダンスシーンもありますが、アクションはなかなかいいですよ。 そして締めくくりは(^^)

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ジャックの元に現れたアスミタ

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ヨガの得意な彼女

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そしてジャック助手の二人

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ジョーンスも参加する

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そして地図を元に

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そして“シヴァの目”を求めて

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呪怨

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2000年作品、清水崇監督、柳ユーレイ 三輪ひとみ 三輪明日美 栗山千明出演。

じゅおん【呪怨】つよい怨みを抱いて死んだモノの呪い。 それは、死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」 となる。 その呪いに触れたものは命を失い、新たなる呪いが生まれる…
妻の出産を間近に控えた小学校教師の小林(柳憂怜)は、長期欠席中の生徒・俊雄(小山僚太)の家庭訪問に出かけた。 そこで、彼は俊雄が大学時代の同窓生・伽椰子(藤貴子)の息子であることを知り、さらに伽椰子が小林への偏執的な想いを秘めた日記と彼女の変死体を発見する。
恐怖におののき逃げ出そうとする小林。だが、彼は伽椰子の夫・剛雄(松山鷹志)に妻とお腹の子を惨殺され、また自らも伽椰子の呪怨によって殺されてしまう。
それから後、惨劇のあった同じ家に引っ越してきた村上家にも不幸が起こる。長女・ 柑菜(三輪明日美)の家庭 教師・由紀(三輪ひとみ)と長兄の強志(安藤一志)が行方不明になり、柑菜と母親の典子(吉行由実)も呪怨によって惨殺されたのだ。
そして数年後、しばらく空家になっていたその家に北田夫婦が引っ越してきた。家を売った不動産屋・鈴木達也(芦川誠)の妹で霊感のある響子(大家由祐子)は、その夫婦が心配になり様子を伺いに行くが、良美を見た途端、彼女は不吉な空気を感じるのであった…

以前記事を書いた作品ですが、改めて、しっかり記事にしたく、今作と続編、そして劇場版の初期2作を再掲載することにしました。
監督は清水崇、最新作は 「こどもつかい」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14994063.html ですね。 「雨女」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14230971.html という4XD専用作品も撮っています。
主演というのは伽耶子だとしたら今作の伽耶子役は藤貴子ですかね。 物語を引っ張る伽耶子との因縁を作ったのは小林役の柳ユーレイで、今は柳憂怜と漢字表記の名前に改名しています。

このビデオ版で、この長いシリーズが始まりましたね。
佐伯伽耶子という女性は、実は小学校の教師小林俊介の大学の同級生だったようです。 そういう回想シーンはありませんが、あるノートにそのことがびっしり書かれていて、それは呪いとは関係なく読んだ人はゾッとする偏執的なノートです。 そしてこれも今後いろいろかかわってくる物的な重要なピースとなって行きます。
作品中に、まだ生きているころの、伽耶子と息子の俊雄と、小林が出会うシーンがあります。 そこから伽耶子の小林への思いが増幅し、それが様々に波及していくんですね。
不登校の生徒を訪ねた小学校教師、ただそんな感じだった小林に降りかかった惨劇、これがすべての始まりでしたね。

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不登校の生徒を訪ねた小林

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そこにいた俊雄

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前に会っていた母子だった

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この家が空き家になり、達也と響子がくる

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この家はダメだった

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彼女が目覚めるその日まで

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2016年作品、ジェラルド・バレット監督、クロエ・グレース・モレッツ トーマス・マン リチャード・アーミティッジ キャリー=アン・モス出演。

ニューヨーク・ポスト紙に勤める21歳の若手記者スザンナ・キャハラン(クロエ・グレース・モレッツ)は、いつか一面を飾るとの夢を掲げ仕事に励んでいる。 彼女はここで働くことを夢見ていて、見事それがかなったのだった。 プライベート面でもミュージシャンの恋人スティーヴン(トーマス・マン)との交際を始め、公私ともに順調だった。
そんな中、父(リチャード・アーミティッジ)と母(キャリー=アン・モス)が、バースデイ・パーティを開いてくれる。 二人は離婚していたが、娘のスザンナを通して良好な関係を築いていた。 それぞれのパートナーとスティーヴンに囲まれて、ケーキのキャンドルを吹き消そうとした時、スザンナは初めて体調の異変を感じる。 皆の声が遠のき、めまいを覚えたのだ。
デスクのリチャード(タイラー・ペリー)から、スキャンダルを抱えた上院議員のインタビューという大きな記事を任されるスザンナ。 彼女の才能を認める先輩記者のマーゴ(ジェニー・スレイト)からの後押しもあっての大抜擢だった。
ところが、スザンナの体調は、日に日に悪化していく。 視界が揺れ、会話も聞き取れず、夜も眠れなくなり、締め切りを破るだけでなく綴りや文法までミスしてしまう。 やがて手足が麻痺するようになり、病院で診察を受けるが、検査結果はすべて異常なしだった。
遂にスザンナは、取り返しのつかない失敗を犯す。 上院議員のインタビューの席で、スキャンダルに引っ掛けた下品なジョークで彼を侮辱したのだ。 リチャードから激しく叱責されるが、なぜそんな言葉が口から出たのか、スザンナ自身にも分からなかった。
そしてとうとう、激しい痙攣の発作を起こすようになるスザンナ。 両親に付き添われて精密検査を受けるが、やはり異常はない。 そうこうするうちに、劇的な幸福感に包まれてはしゃいだかと思うと、その直後には深い絶望感と被害妄想が沸き起こって周囲の人々を罵倒するようになり、会社の上司はもちろん、両親さえも手に負えなくなってしまう。
何度検査を受けても、医師たちは 「異常なし」 と繰り返し、精神の病だと決めつける。 必ず原因を究明すると決意した両親と、「絶対に治るから、一緒に頑張ろう」 と誓ったスティーヴンが支え続けるが、次第にスザンナは手足が動かなくなり、全身が硬直し、口さえきけなくなってしまう。
あと3日間の観察で変化がなければ、精神科へ転院させると宣告する医師たち。 期限が迫るなか、その中の一人の医師・カーン(アガム・ダーシ)がスティーヴンの“ある言葉” に突き動かされるのだが・・・

先日見た「8年越しの花嫁 奇跡の実話」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15308568.html と似ているなあと思ったこの作品、病名は “抗NMDA受容体抗体脳炎” という奇病なんですね。
「8年越し~」では、脳に対する抗体の侵攻という表現でさらっと触れていましたし、意識がなくなり眠っている状態が長かった邦画に比べ、今作はまず原因追及の苦労が描かれていましたね。
監督はジェラルド・バレット、監督3作目でしょうか、日本初公開の作品となりました。
主演はクロエ・グレース・モレッツ、近作は 「フィフス・ウェイブ」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14085629.html 「アクトレス ~女たちの舞台~」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13591964.html です。

今作は、彼女が突然陥った謎の症状から、その恐怖と原因追求、さらに家族の愛情と苦悩、そして最後の最後に医師の執念が描かれています。 まあそれだけ、この病気は厄介で、なかなかわからないということなんでしょうね。
MRIも血液検査も異常なし。 頭脳も行動もしっかりしているし、発症直後は、自分の症状を冷静に分析さえしているんですから。
ちょっとネタバレですが、「8年越し~」 では、主人公の麻衣は、ある部分に腫瘍が出来ているんですね。 そのために体に抗体ができて、脳を攻撃し始めるという、ある意味防衛本能が引き起こす病気になっていくことが説明されています。
今作ではそこの部分はふれていませんが、まず症状から分析していく手法となっています。 そして今作のほうが、初期での治療が開始され、意識不明の重篤までには至らず、復帰は早かったですね。
いずれにしても怖い病気、あの 「エクソシスト」 も、実はこの病気の症状を描いた作品とさえ言われていますからね。

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憧れの職場、先輩のマーゴも期待していた

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誕生パーティー

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スティーブンとの付き合いも順調

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しかし異変が襲ってくる

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苦悩する両親

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万策尽きたかに思われた時、この医師が現れる

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呪怨2

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2000年作品、清水崇監督、大家由祐子 芦川誠 藤井かほり 郭智博出演。

良美(藤井かほり)の様子に不吉なものを感じた響子(大家由祐子)は、その家で起こった事件を調べることにした。 だが、そんな彼女にも不幸が降りかかる。
兄・達也(芦川誠)が中学生になる息子の信之(郭智博)と引っ越した団地の部屋で、恐ろしい光景を目の当たりにし気が触れてしまうのだ。 その光景とは、小林の妻が伽椰子(藤貴子)の夫によって惨殺される模様だった。
実は、達也の部屋はかつて小林が暮らしていた部屋で、彼の妻が殺された場所でもあったのだ。 
伽椰子の呪怨によって、新しく産み出されてゆく呪怨。 やがて、それは響子の実家の両親にも波及していった。
一方その頃、村上家の事件を担当していた吉川刑事(でんでん)にも伽椰子の呪怨が襲いかかっていた。 そして、同僚の神尾(諏訪太朗)や飯塚(芹沢礼多)にも。
もはや、伽椰子の呪怨は誰にも止め られることはできない。

そして続編となります。
まあ2本で1作品という感じの作りで、今作ではより呪いが深いことがどんどん明かされていきます。
この続編での重要な役を演じるのは大家由祐子、彼女が演じる響子というキャラが、人には感じない物を感じ取れる特殊な霊能力を持っているんですね。 記事にしている作品としては 「キッズ・リターン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10983143.html 北野監督作品に多く出演しています。
そして芦川誠、彼の北野作品には欠かせない俳優でしたが、近作では 「殿、利息でござる!」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14150536.html 「残穢」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13872376.html に出演しています。

物語は、前作のラストの話が重複して始まります。 あの呪いの家が売れた、それを聞いた響子はすぐに駆けつけるのですが、もうそこにいた新しく入居した妻は普通の感じではなくなっていたんですね。
さらに達也の息子の信之の様子を見てほしいと言われた響子は、そこで恐ろしい光景を見て、感じ取ってしまうんですね。 呪われた家はあそこだけ ではなかった。
達也が離婚して入居したアパートは、昔小林一家が住んでいたアパートであり、そこで惨劇が起きた場所だったんですね。
どうやら、伽耶子、俊雄の呪いは、もうしっかりとあの不動産屋にこびりついてしまっていたようです。
さらには警察までも巻き込んだ、関わった組織、家族、実家までの感染して行ってしまう、皆殺し状態に発展していくんですね。
このビデオ2作品では、次の劇場版に繋がる、ふりが少しあるんですね。 いったんこのビデオ版のキャラはみんな死んでいなくなりますが、あの家自体は、しっかり残されている、まだまだ “呪怨” は止まることはありません。

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酒の注意点を言う響子

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そして彼女は兄のアパートに行くが

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小林はあの日記を発見してしまう

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そして達也の実家も

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巻き込まれてしまう

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オール・アイズ・オン・ミー

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2017年作品、ベニー・ブーム監督、ディミートリアス・シップ・ジュニア ジャマール・ウーラード ダナイ・グリラ カット・グレアム出演。

1995年、2パックことトゥパック・シャクール(ディミートリアス・シップ・ジュニア)はドキュメンタリー作家(ヒル・ハーパー)を前に自分の半生を語っていた。 場所は監獄の中だった。
1971年、トゥパックの母親であるアフェニ・シャクール(ダナイ・グリラ)が刑務所から出所した。 アフェニはブラックパンサー党に所属しており、その活動の中でいくつかの法律違反を犯したのであった。 妊娠が判明した後も、アフェニは活動を控えるようなことはせず、積極的に社会の不公正を告発していた。
そんな母親の元で育ったトゥパックは黒人としての誇りを教えられ、様々な差別を目撃することになった。 養父のミュートゥル(ジェイミー・ヘクター)も革新的な考えの持ち主であり、アメリカ社会が如何に抑圧的であるかをトゥパックに語り聞かせた。ミュートゥルはFBIから殺人容疑等で指名手配を受けており、ある暴動の最中に逮捕されてしまった。 そのとき、トゥパックと妹は警官から暴力的な扱いを受けた。
成長するにつれて、トゥパックは母親の考えと距離を置くようになった。 そして、彼はボルチモアにある美術学校に進学し、そこでジェイダ・ピンケット(カテリーナ・グレアム)と友達になった。 しかし彼は母親の意向で、また転校をさせられてしまう。
その後、ヒップホップグループ、デジタル・アンダーグラウンドに参加したトゥパックは歌手としての才能を発揮し始め、「Same Song」 がヒットする。
バンドのマネージャーであったレイラ・ステインバーグ(ローレン・コーハン)の指導の下、トゥパックはヒップホップをメインにしたアルバムの製作を始めた。 彼の音楽は人々に愛されたが、その過激な歌詞が原因で音楽会社と対立してしまう。
トゥパックは 「この歌詞は貧民街の現実を描いたものであり、誰も貧者を助けようとはしない現実を表現した」 と主張したが、音楽会社との溝は深まるばかりであった。
トゥパックは 『ジュース』 で俳優としての活動も始めた。 ラップミュージックを通して黒人差別の深刻さを描き出した同作は高い評価を受け、トゥパックの演技も好評だった。 彼は貧しい黒人たちへの寄付を惜しむことがない。
そんなある日、トゥパックは信号無視を注意した警官と口論になった。 別の日には、黒人に暴力を振るった白人2人を警察に付き出そうとしたが、男の一人がトゥパックに向かって発砲した。 身の危険を感じたトゥパックは自分のリムジンから拳銃を取り出した。 その2人は警察官であったため、トゥパックは2人を銃撃した容疑で逮捕されてしまった。
その後のトゥパックの人生も波瀾に満ちたものであったが、その中でヒップホップ史に残る数々の名曲を生み出していくの であった・・・

2015年の暮れに見た、「ストレイト・アウタ・コンプトン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13766181.html が結構面白かったので、これは絶対行きたかった。 今回の主役は非業の死を遂げた伝説の2Pacでした。
監督はベニー・ブーム、日本では長編映画初公開となるようですね。
主演のトゥパック役はディミートリアス・シップ・ジュニア、オーディションで選ばれてのデビュー作となります。

彼の生い立ちを知るために、まず母親の無罪判決のシーンから始ります。 そういう母親に育てられ、いつしか彼には反骨精神が宿っていきます。 しかしせっかくハムレットの主役に選ばれた時に転校を言われ、母親からだんだん離れるきっかけのなっていくんですね。
そこで出会ったのがヒップホップなんですね。
歌手としては順調な感じなんですが、たまにのぞくちょっとやりすぎの行動と発言、それは同じ黒人でライバルになる存在や、白人、政府、権力に目をつけられていきます。 そしてとうとうはめられて刑務所に。
しかしその中で彼を守ってくれたのが、終身刑の凶悪犯だったり、面会に来た母の一言でした。 そこに来たのが新しいレーベル契約と、多額の保釈金の申し出でした。
彼の殺人事件は、20年たった今も犯人がわかっていないそうです。 たった25歳で死んでいった2Pac、生前だけでなく、死後に発表されたアルバムの多くもミリオンを記録した伝説の存在の伝記映画でした。

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母のアフェニが釈放される

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母から離れ音楽の道に

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彼の才能が開花する

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しかし危ない輩との付き合いも

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一度は刑務所に入ったが、新レーベルの契約で保釈に

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クインシーの娘・キダーダ・ジョーンズとの付き合いが始るが

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